ダブリンコア

【英】Dublin Core

 

情報資源発見のためのメタデータ(索引、抄録など)記述の標準仕様であり、電子化文書の管理に、 ダブリンコアに準拠したタイトル、作成者などの情報を記述することで、文書検索性を高めることができる。

ダブリンとは米国オハイオ州の町の名前である。その町にある世界最大規模の蔵書情報を提供するOCLC(Online Computer Library Center,Inc.:オンライン電子図書館センター)が主催したメタデータに関する学会から派生して、 Dublin Core Metadata Initiative( ダブリンコアメタデータ推進協議会)が結成され、この団体が提唱したもの。

J IS Z 6017「電 子化文書の長期保存方法 」では、文書ごと に登録内容が明確な管理台帳を ダブリンコアの各基本要素に従って作成し、管理台帳は電子保管庫に長期保存するように求めている。

 

 要素名

 ダブリンコアの説明

 管理台帳への登録内容

Title
タイトル
リソースの名前 電子化文書名、電子化文書のバージョン
Creator
作成者
リソースに対して責任を持つ人、組織 作成者
Subject
主題
情報資源のトピック、分類コード  
Description
内容記述
要約、目次、検索キーなど 要約、目次、検索キー、ページ数、総バイト数
Publisher
公開者
情報資源を現在の形態にしたもの(出版社、大学など)  
Contributor
寄与者
著者以外で文書の作成にかかわった人又は組織(編集者、翻訳者など) 登録部門の責任者、管理部門の責任者、移行責任者
Date
日付
現在の形で利用できるようになった日(作成日、公開日など) 登録日
Type
資源タイプ
情報資源の形(ホームページ、小説、辞書など)  
Format
フォーマット
情報資源のデータ形式(Postscript、PDPなど) 電子化文書のフォーマット
Identifier
資源識別子
情報資源を一意に識別するための名前(URI、ISBNなど) 電子化文書の識別子(登録媒体ID+ファイル名など)
Source
情報源
情報資源の出所となった情報資源の識別子 原文書の識別子
Language
言語
情報資源を記述している言語  
Relation
関係
他の情報源との関連付け(別バージョン、別フォーマット、参照など) 試験標板の特定情報
参照ログの特定情報
電子署名タイムスタンプ、暗号鍵などの特定情報
バックアップの特定情報
旧バージョンの特定情報
登録媒体、媒体保管場所の特定情報
Coverage
時間的、空間的範囲
地理的場所及び時間的な内容に関する情報資源の特性  
Rights
権利関係
権利に関する記述及び利用条件(著作権記述など) 参照権限、更新権限

基本記述要素は、機械処理のため一意に識別可能な英単語1語で構成する基本記述要素名、及び基本記述要素の意味が、だれにでも分かるような表示名を併せもつ。
HTML(Hyper Text Markup Language)のように、アルファベットの大文字と小文字とを区別しない環境もあるが、XML(Extensible Markup Language)のように大文字と小文字を区別する環境へ、メタデータを抽出又は変換するような場合に、問題が生じることを避けるため、15ある基本記述要素名の大文字と小文字との区別は、この規格に従うことを強く推奨されている。